●あらすじ
むかし、うそつきの大名人で彦市という男がおった。
ある日、天狗の子をだまして、<隠れみの>を手に入れた彦市は、喜び勇んで町へ出かけた。何しろ、<隠れみの>さえ着ていれば、姿かたちは誰にも見えないのだから、呑み放題の食い放題。
おとっちゃんの大天狗から大目玉を食らった天狗の子は、なんとか<隠れみの>を取り戻そうとあれこれ知恵をめぐらす。
一方、ひょんなことから殿さんと<カッパを釣りあげる>約束をしてしまった彦市は、またまた得意のうそをついて、城に伝わる宝物の天狗のお面をだましとり、天狗の子も一緒にやっつけようと考えつく。
ところが大変、<隠れみの>は女房に焼かれてしまうわ、宝物のお面は天狗の子に取られてしまうわで、大弱りの彦市。それでも、またまたうそを思いついた彦市だったが、殿さんと天狗の子の三人が鉢合わせして・・・。
|