二十二夜待ち

作:木下順二 演出:園山土筆
<出演>三木卓二・上原恵子・中井敏哉ほか

秋、「二十二夜」の晩。
お堂では村人たちが集まって、読経の最中。
藤六も婆さまをつれてやってきた。

やがて、酒や重箱のご馳走が広げられ、歌えや踊れの賑わいに。
そこへ、虎狼の熊太郎というならず者が現われたからさあ大変!
村人は一斉に逃げ出した。
取り残された婆さまと藤六は、仕方なくならず者と泊まることに。

夜更けになって−。
婆さまがごうごうと流れる音を気にするたびに、藤六は川まで走る。
一度といわず、二度、三度。
そこでならず者の堪忍袋の緒が切れた。
「馬鹿たれが、なんべん起きて見に行く奴があるか」
「あんたはまぁ、なんということを」
真顔で言う藤六に、さすがのならず者も声を失って−。

[セロ弾きのゴーシュブラボー!ファーブル先生彦市ばなし]